- 校長の声
3学期始業式 校長式辞
令和4年度第3学期始業式式辞 2023年1月10日
皆さん、明けましておめでとうございます。新しい年2023年を迎え、今日から3学期が始まります。
この冬休みには、全国大会に2つの部が出場し、弓道部が全国5位に入賞しました。昨年度の全国優勝に続く
素晴らしい快挙です。また、バスケットボール部も、2回戦で昨年度優勝した桜花学園に敗れましたが、
最後までよく頑張りました。選手の皆さんの健闘を称えたいと思います。
さて、今日から始まる3学期には2つの意味があります。
1つ目は、3学期は締めくくりの学期だということです。3年生は最後の学年末考査があります。
また、大学入学共通テスト、一般入試などを受ける人もいます。1・2年生も進級を決める大事な学期です。
「終わり良ければ総て良し」という諺がありますが、最後のフィニッシュをしっかり決めてください。
2つ目は、3学期は、来年度に向けての計画を立てる学期だということです。
高校生活は、自分が将来何をしたいのか、どう生きるべきなのかなどについて考えを深め、人生の基本的な方向性を固めるという、
極めて重要な意義を持っています。自分自身の高校生活が意義あるものになるよう、今一度、計画を立ててください。
ここで、皆さんの参考になると思い、プロサッカー選手の吉田麻也さんの英語の勉強法を紹介したいと思います。
昨年末にサッカーワールドカップがカタールで開催されましたが、日本代表が、強豪のドイツとスペインから歴史的な
勝利を勝ち取ったことは、日本中に感動を与えました。吉田麻也さんは、その日本代表の主将として活躍しました。
吉田さんの英語の勉強法ですが、昨年の7月28日の朝日新聞に、
「お金かけずに英語ペラペラ『まずこれをやって』吉田麻也の必勝勉強法」という見出しで載っていました。
記事に掲載されていた吉田さんの言葉をいくつか紹介します。
〇スポーツするなら、英語もやろう。
僕は英語を勉強したから、サッカーで活躍できたと思っている。サッカーを頑張るプラス、
自分の武器が必要になる。英語ができれば、シンプルに仕事の幅が広がる。
〇僕は授業で絶対に寝なかった。
サッカー選手にならなくても、英語を使いたいと思っていたから。時間を無駄にしてはもったいないです。
〇残念ながらプロを目指す10人のうち、10人がプロになれるわけではない。
スポーツをやっていなくても、語学は人生が豊かになる手助けをしてくれる。
言葉ができれば、それだけ多くの人と友達になれる。
〇コツコツやるのが大事なのはスポーツと同じ。
以上が吉田さんの言葉です。強豪のドイツとスペインに歴史的な勝利をした日本代表の主将が、
「僕は、英語を勉強したから、サッカーで活躍できたと思っている。」と言い、「僕は授業で絶対に寝なかった。」
の精神で、時間を無駄にせず、お金をかけずに英語を勉強したというのは、大変勇気づけられる話だと思います。
ぜひ、参考にしてください。
話は変わりますが、今年は兎年です。正確に言うと、卯の年です。
卯という漢字には、植物が茂るという意味があり、卯の年は、植物の茎や葉が大きくなり、
目に見えて大きく成長する年だそうです。
最後に、今年が、生徒の皆さんや本校が、大きく成長する年になることを期待して、式辞とします。
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