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2022/06/03
  • 看護科専攻科

専攻科2年生 学内実習

 本日、専攻科2年生が母性看護学学内実習で、『妊婦体験』を行いました。

実習のために準備した道具(約9kg)を4人がかりで装着。体験する生徒はもちろんですが、

周りで準備する生徒も「こんなに重いの?」という声を上げながらの準備。

普段猫背気味の生徒は、おなかに道具を付けたことで「体がまっすぐになった」という話もしていました。

 まずは階段の昇り降りを体験。普段では考えられない重さの体になっているため、手すりを使いながら昇りまし

た。降りるときは、普段なら楽に感じるはず。しかし体験している生徒は、「下が見えない」「怖い」という声。

自然とお腹には手を添えて、赤ちゃんを守るような仕草になっていました。これが「母性」なのでしょうか?

 階段を降りた後は、落としたものを拾うことも体験しました。担当の先生が足元に鍵を置きます。しかし体験し

ている生徒は下が見えません。何より、いつも当たり前にできている上半身を折り曲げることができなかったよう

です。前かがみになりすぎると倒れこんでしまいます。そうなるとおなかの赤ちゃんが大変です。最終的には足を大

きく広げて、体を低くすることで何とか落とした鍵を拾っていました。

 このような実習を通して、病院実習に入る前に知識と意識を高めています。病気の人・困っている人のことを知

ることで、今まで以上に寄り添える看護師さんを目指してほしいと思います。

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