No.５２　彼らの光

■□■ No.５２　彼らの光　■□■ 

3月16日、硬式野球部員が甲子園めざして出発しました。
正確には、部員40名中の31名が出発しました。
残った9名の部員は応援練習を始めました。

チアダンス部員に囲まれ、音楽に合わせて、恥ずかしそうにメガフォンを振ったり叩いたりし始めました。

チアガールズは、野球部の甲子園出場が決まるとすぐに仲間の募集を始めました。まず、ポスターを作って呼びかけました。
そのポスターに書かれた応募条件の第一は「校則を守る人」でした。
やりたいことがやれる時、彼ら（彼女ら）は自分たちを自分たちの力で自分たちにとっての望ましい集団に作り上げていけるのです。

今、彼ら（彼女ら）は留守部隊となった9名の野球部員と一緒に、さらに新しい集団を作り上げようとしています。
彼女たちと一緒に彼らもまた、新しい自分たちになろうとしているのです。
このムーブメントは光っている！

彼らにも光を、ではなく、彼らが光、なのです。
彼らが彼らならではの光を甲子園のアルプススタンドで放ってくれることを、他の部員がグランドで光ってくれることと同様に期待してやみません。