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2026/07/21
  • 校長の願い

終業式の約束

 終業式で生徒たちと約束した。もっとも、壇上からの話であり生徒からその返事をもらったのではないから、一方的な呼びかけに過ぎないと言われるかもしれない。それは、ここ最近の私の心構えを伝えたものである。「1日1回は生徒と会話する」。実は、7月に入ってから思い立ち、以来、その日までは続いていた。当然、ことばを掛けられた生徒は、突然の対応に困惑しながらも丁寧に返答してくれる。さらにもうひと言ずつ言葉を交わすと、大抵は笑顔になって別れる。

 ところで、休暇に入った今、急に不安に駆られ始めた。と言うのも、唐突にあの宣言をした時、静寂に聴いていた生徒の表情にこれと言った変化を見なかったのである。そもそも、今回の私の提案が好まれるものでないことは承知していて、だから1回としたのだが、それすらも疎ましいことなのかもしれない。自分の高校生時代を振り返れば、「なんで校長と話しせないかんのか」と正直に思う。その内、私との出会いを避けるようになるのだろうか。くれぐれも、そんなことにはならないように願っている。

 

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