- 看護科専攻科
看護科専攻科進級式
令和5年4月10日に看護科専攻科の進級式が行われました。
校長式辞
専攻科1年生の皆さん、進級おめでとうございます。
看護師になるための勉強も、あと2年となりました。
ここで、進級に当たり、2つの話をしたいと思います。
最初に、看護師の仕事についてです。厚生労働省が作ったパンフレットによると、
「看護師は国家資格であり、生涯安定して働くことができる。」
そして「”ありがとう”と言われる仕事」とありました。また、「病院の他にも、
診療所・介護老人保健施設・児童施設など 様々な場所で活躍することができます。」
と書かれていました。
看護専門学校、大学の看護学科などの先生にもなれます。本校の看護科や専攻科の
先生にもなれます。ぜひ、経験を積んだ後、本校の先生として戻ってきてほしいと思います。
以上のように、看護師は大変魅力ある仕事です。しかしながら別のパンフレットには、
看護師の仕事では、患者さんの人権や安全、個人情報を守ることが重要だと書いてありました。
患者さんの人権、安全、個人情報を守れなかったときには、厳しいペナルティがあることも事実です。
看護師には、専門的で、幅広いたくさんの知識や技能、正確な判断力が求められます。
そのため、これからの専攻科のカリキュラムは、ハードです。勉強は、高校時代以上に
大変ですが、先輩たちはこれを乗り越えてきました。
先日、国家試験の合格発表があり、昨年度の卒業生も全員合格しました。
本校の高い合格率の伝統は、本当に素晴らしいことです。
しかし、その成果には努力の裏付けがあります。専攻科の教室は、いつも緊張感があり、
皆真剣に勉強しています。こうした、努力のたまものだと思います。
皆さんも、この伝統ある専攻科の生徒であることに誇りを持ち、勉学に励んでください。
2つ目は「聞き上手になろう」という話です。
人間は誰しも、「他人から自分が価値ある人間として認められたい」という
「承認欲求」を持っています。生徒の皆さんも、先生や保護者から認められたい、
友達から認められたいと思っていると思います。そして、先生や保護者、友達に、
自分の話を誠実に聞いてもらえれば、自分が「大切な人である」と認めてもらえた
と感じるのではないでしょうか。しかし、人と話すときは、ともすれば自分の
「承認欲求」が強くなり、気づかないうちに、自分だけ長々と話していることが
あるものです。もちろん、話すことは大事ですが、まず人の話をよく聞くことを
心がける方がいいと思います。こうして聞き上手になれば、相手の「承認欲求」を
満たし、会話が弾み、人間関係がよくなります。また、人間関係のトラブルがあっても、
トラブルが軽減されると思います。
既に、心がけている人も多いとは思いますが、これからの専攻科の学校生活の中で、
友達や先生の話をしっかり誠実に聞くことを心がけましょう。生徒同士の人間関係、
生徒と先生の人間関係が良くなり、学校生活が向上します。また、この心がけが、
看護師になったとき、自然と患者さんや同僚、上司の話をよく聞く習慣となり、
円滑な人間関係の中で、充実した看護師生活をおくることにつながると思います。
以上、「看護師の仕事について」と、「聞き上手になろう」というお話をしました。
参考になれば、幸いです。
最後になりますが、看護師は価値ある仕事です。これからの皆さんの頑張りと
成長を期待しています。以上、挨拶とします。
専攻科のみなさん、進級おめでとうございます。
切磋琢磨しながら充実した学校生活を送っていきましょう。
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