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2023/03/03
  • 学校行事

第52回 看護科専攻科 卒業証書授与式

令和5年3月3日、看護科専攻科の卒業証書授与式が挙行されました。

担任の先生は生徒が登校しなくなった教室に毎日上がり、卒業までの日にちを書き換えられていました。

前日の放課後には、先生方が卒業生への配布物を一人一人確認しながら丁寧に置いていました。

また、昨年度の卒業生がわざわざ来校してくれ、後輩たちにメッセージを残して帰っていきました。

きっと一年前の自分たちの姿を思い出しながら後輩を祝福してくれたのでしょう。

先生に見守られながらメッセージを書いている卒業生。看護科の伝統を感じた時間でした。

昼過ぎ頃から、卒業生や保護者の方々が正門を通って教室や会場に入っていきました。

式典が始まり、BGMとともに卒業生が入場。五年間の成長をはっきりと感じさせる、

凛とした姿勢でした。お祈り・聖書朗読と、本校ならではのプログラムで、式典は進んでいきました。

担任の先生が38名の卒業生の名前を読み上げ、卒業証書も授与されました。

賞状授与も行われ、5年間の学校生活、学業面への表彰や、皆勤賞なども表彰されました。

校長先生の式辞では、「高校2年生の三学期からコロナの影響を大きく受けました。そんな中でも、

支えて下さった家族、励まし合った友人、実習の受け入れをしてくださった病院など、感謝の心を

忘れないでください」というメッセージが送られました。

中田理事長は、「看護の道に携わる以上、苦しみも困難もきっとあります。その時に、本校の校訓である

誠実・高潔・奉仕の精神が、尊い使命を果たすための指針になることを忘れないでください」と式辞で

述べてくださいました。

松山市民病院病院長の柚木茂様の祝辞では「今の自分は、いつも支えて下さったご家族、時には厳しく、

常に優しく寄り添ってくださった先生方、励まし合った友人、これまで出会ってきたたくさんの方々の

存在に感謝の気持ちを持ち、初心を忘れず看護の道に踏み出してください」というお言葉をいただきました。

在校生総代による送辞では、先輩への祝福のメッセージとともに、自分たちの自覚を向上させるという力強いメッセージも

送られました。卒業生総代答辞では、5年間の生活を振り返りつつ、ご家族・先生方・友人への感謝のメッセージと、これからの

未来に向けた言葉が読まれました。

最後に卒業記念品贈呈式も行われ、卒業生は退場。凛とした姿で退場しながらも、ロビーでは涙を流しながら

抱き合う姿が感動的で、生徒たちは最後のHRに向かっていきました。

HRでは、式典で受賞した賞状、卒業証書を担任の先生から一人ずつ渡されました。

また、一人一人がクラスメイトや先生、家族に対するメッセージを伝え、笑いや涙に包まれた

穏やかな時間が流れました。

38名の卒業生が、どこかのタイミングで「看護師になる」という夢を抱きました。

5年前、わずか15歳の時に、その夢を叶えるべく入学した聖カタリナ学園高校。

入学後も、想像以上に大変な課題や実習で、たくさんの苦労や挫折も味わったと思います。

そんな時にいつも支えてくださったご家族。励まし合ったクラスメイト。

5年間、皆さんが看護師に向かって歩んでいく姿を、先生方は時に厳しくも常に寄り添い、応援していました。

いよいよ夢に向かって本校を巣立ちます。立派な医療従事者になって、社会に貢献してくれることを

心からお祈りしています。卒業生の皆さん、保護者の皆様、ご卒業誠におめでとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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