- 看護科専攻科
看護科専攻科 後期始業式
令和4年9月21日(水) 看護科専攻科の後期始業式が行われました。
後期日程の臨地実習は、専攻科1年生は約6週間、2年生は約4週間となります。
日々の授業や実習での学びを振り返り、1日1日を大切にしながら過ごしてほしいと思います。
また2年生は来年2月に看護師国家試験を控えています。夢の実現に向けて1年生、2年生ともに頑張ってください。
【校長挨拶より】
今年度も1年の折り返し点を過ぎ、後期日程が始まります。専攻科の先生方にお聞きすると、この半年間、1年生は精神的成長が
見られ、看護師になる心構えができ、2年生は来年2月の国家試験に向けて、一生懸命勉学に励んだとのことです。この調子で、
後期も頑張ってほしいと思います。
さて、先日の連休には、非常に強い台風14号のため、各地で大きな被害が出ました。私はテレビなどの報道を見ながら、
被害を受けられた方々の大変さを考えるとともに県や市などの自治体、消防団、電力会社、そして医療関係などで、救助・避難支援・
復旧などに当たられる方々も、本当に大変な仕事をされていると思いました。これらの方々が徹夜で対策・献身的な働きをしてくださ
ることで、私たちの安全と安心が保たれていることを改めて考え、感謝の気持ちを忘れてはいけないと思いました。
そして、1961年、今から60年ほど前にアメリカ大統領となったジョン・F・ケネディの言葉を思い出しました。
ケネディ大統領は、アメリカとソ連(今のロシア)が核戦争をしかねない厳しい対立状況にあった冷戦時代に、様々な困難に立ち向か
った大統領です。その言葉は、「国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何を成すの
かを問うて欲しい。」です。してもらう受け身ではなく、自分からできることを率先して行うことが大事だという意味の言葉です。人
間の社会は、いつの時代も、お互いの支え合いで成り立っており、60年ほど前のケネディ大統領の時代も今も、「社会を支える人」
が必要です。
専攻科の皆さんは、高校を卒業して19歳・20歳となり、卒業後は日本の医療を支えていく方々です。というよりも、皆さんが日本
の医療を支えなければ、日本の国は立ちいかなくなります。小中学校や高校の時は、どちらかといえば保護される、支えてもらう立場で
したが、今後は保護する、支える立場にならなければなりません。社会を支えることなんてできるのだろうかと思うかもしれません
が、できます。皆さんは今、そのための勉強をしているのです。身に付けた知識や技術と、看護師としての使命感で、様々な困難を一つ
ずつ乗り越えていけばよいのです。困難を一つ一つ乗り越えていく中で、「社会を支えた」という達成感が生まれ、「生きがい」を感じ
ることに繋がるでしょう。
今日紹介したケネディ大統領の言葉「国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたがこの国のために
何を成すことができるのかを問うて欲しい。」…皆さんには、この言葉を覚えていただき、学業に励み、そして日本の医療を支え、
社会を支える人となって、生きがいのある人生を送ってほしいと思います。(終)
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