- 学校行事
令和4年度2学期始業式
【校長式辞より】
この夏休みは、全国高校総体に4つの部が出場し、女子弓道部が全国4位になったことや、
総合学科健康スポーツ系列3年生行友翔哉君と牧口一真君がプロサッカークラブ愛媛FCのトップチームに
昇格したなどの嬉しいニュースがありました。
また、今年度の全国高校総体は四国で開催され、本校から21名の生徒の皆さんと15名の先生方が
愛媛県の会場で補助員やボランティアとして参加しました。校外ばかりでなく、学校においてもたくさんの生徒が
補習や就職試験の準備、部活動の練習や体育祭の準備に力を注ぎました。全体として充実した夏休みであったと思います。
2学期は授業日数が多く、また体育祭・学園祭など大きな学校行事があります。3年生はすぐに就職試験や
入学試験が始まります。やることはたくさんありますが、あわてる必要はありません。一つずつ順番にこなしていきましょう。
ここで皆さんがより良い2学期を過ごすための参考として、「他人に配慮できる人は運が良い」という話を紹介します。
「運」は「運」がいいとか悪いとかの「運」です。京都大学の藤井聡教授が行った「運」についての心理学的な研究によると、
「他人に対して配慮できる人ほど運がよくなり、幸福な人生を送ることができる」そうです。逆に利己的な人、つまり、自分の
利益だけを考え、他人の立場などを考えないで行動する人ほど、自分は幸福でないと思ったり、周囲の人に比べて不幸だと思う
そうです。また、人間関係が家族・親戚・友人・知人・他人という風に範囲が広がっても配慮できる人ほど、自分は運が良いと
感じるとのことです。
この夏、プロ野球ヤクルトスワローズの村上宗隆選手が、プロ野球史上初となる5打席連続本塁打記録を打ち立てました。
この村上選手の性格をよく知っている高校時代の監督坂井宏安さんは、「記録のためだったらそこまで打てない。チームに
貢献しようとしているから打てる」と言っています。村上選手が自分のためだけでなくチームのため、ファンのため、野球界全体の
発展のためと、配慮する範囲を広げて努力したことが、歴史につながる金字塔につながったのだろうと思います。
2学期、「より広い範囲の人々に配慮した行動をしよう」「より先の未来のことを考えて行動しよう」という気持ちで過ごすと、
「運」が良くなってくると思います。ぜひ心がけてみて下さい。2学期は事故や人間関係のトラブルが起きやすいと言われています。
お互いが配慮しながら、「安全で誰もが安心して過ごせる学校」になる心がけをしましょう。
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