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2019/08/05
  • 校長の声

No.33 黒板の鼓動

野球部。7月29日、県大会の準決勝で敗退。

中心選手の思わぬアクシデントにもめげず、全員野球で優勝候補の強敵に打ち勝って勝ち上がった戦いぶりは、言葉を超える感動を呼ぶものでした。

敗戦の翌日、理事長(シスター)が部員全員にやさしく語りかけてくださり、私もまた3年生の労をねぎらった後、1・2年生に対して新チームへの期待を訴えました。

31日・8月1日の学校体験・見学会を終えた2日朝、ほぼ定時に出勤した私に、既に仕事を始めていた事務長が教えてくれました。

1年生野球部員が所属するクラスの黒板!

「新チームに向けて」の23の言葉は、部員一人一人が発した決意の言葉のままを指導者が復唱しながら書いたのでしょうか。それらを5点に絞って、1年生の心にしっかり焼き付けようとしたのでしょうか。

――そうではありませんでした。聞くと、1年生の生徒たちだけのミーティングで、それぞれの決意表明をK君がまとめた板書だったのです。

そう思って見ていると、若い彼らの真っ正直な思いがいっそう熱い鼓動となって脈打つように伝わってきます。

生徒たちの自主性・主体性を尊重した部活動。ここに、確かに!

「周りの人から応援されるチーム作り」、絶対忘れないように!

(板書したK君、「迷惑」も「真剣」も「雰囲気」もちゃんと書けているよ。「そっせん」の漢字、とっさには思い浮かばなかったのかな?)

 

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