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2021/09/22
  • 校長の声

No.55 こういう学校だったのだ

 No.55 こういう学校だったのだ 

 9月17日(金)、長く留守にしていた校長室に戻りました。

職員朝礼で復帰の挨拶をしようとマイクを握ったとたん、期せずして一斉に拍手が起こりました。全く予期していなかったので面食らうとともに、先生方の温かさにぐっと胸に来るものがありました。

朝礼後、校長室で余韻を噛みしめているところに一人の男性教員が訪ねて来て「さっきの拍手には驚きました。うちはこういう学校だったのですね。この学校に勤め続けていてよかったと思いました。それだけをお伝えしたくて……」と言って退室されました。

その後、久しぶりに各教室を見て回っていたら休み時間になってしまって、生徒諸君の通行の邪魔になってはと校長室にとって返す途中、「あっ、校長先生だ」「校長先生、久しぶりー」と何人もの生徒から声をかけられました。思いがけないことでした。生徒の声々を背に受けて「うちはこういう学校だったのだ。この子らのためにもっともっと仕事をしなければ」と、自分でも驚くほど素直な気持ちになれました。

教員同士が互いに感動し合える学校、生徒が校長を懐かしがって励ましを送ってくれる学校。本校は、こういう学校だったのですね。

写真は、やがて姿を消すことになる現本館の正面と徐々に姿を現し始めた新本館建設の現況。そして、無人の校長室にいつも通り季節の植物を飾ってくれていた華道部員の手になるお花の数々(撮影は亀田シスター)です。

 

 

 

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