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2026/07/14
  • 校長の願い

七夕笹飾り

 七月に入るや、本館生徒玄関の両側に1本ずつ、計2本の笹が立てかけられた。と見ていると、昼休みの玄関ロビーで、生徒会が1枚10円の短冊を販売し始めた。売り上げはどこかへの寄付金になるらしい。一週間経つと笹の枝々に数十枚の短冊が結ばれた。人の願いを盗み見するようで気が引けたが、パラパラと見て回る。「お財布の中にお金が溜まりますように」、「やさしい彼氏ができますように」、「実習がうまくいきますように」など等。フムフムと見ていると「この幸せがずっと続きますように」とあって、そこで見るのを止めた。

その日の昼休み、職員室に向かっていると、「校長先生も買ってください」と男子生徒に呼び止められた。「じゃあ、5枚」と返事すると、「そんなにいるんですか」と尋ねるから「願いごとならいっぱいある」と返し、50円を支払って色違いの5枚を受け取った。授業中の静寂の中、校長室にて次の5文をしたためて笹に結んだ。「みんながいつも楽しくなりますように」、「みんながいつも安全でいますように」、「みんながいつも仲良くしていますように」、「みんながいつも助け合いますように」、「みんながいつも笑顔でいますように」。

以上5つ、全ての願いが叶う学校でありたい。

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